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2025.芒種

  • 執筆者の写真: papa@芦屋ファミリア
    papa@芦屋ファミリア
  • 4 日前
  • 読了時間: 1分

紫陽花が咲き始め、蛍を見かける季節。

芦屋は市街地が山と海に挟まれ、自然がすぐ近くにある街。 西隣の神戸も海と山が近く、東隣の西宮からは大阪平野が開けます。古くは京の都から西国へ入る要所で、山の手から海が見渡せる風光明媚な土地柄、六麓荘辺りは平安貴族の別荘地でもあったのでしょう。 山手にある芦屋神社は創建不詳(古事記編纂前から存在)で、東にある越木岩神社、西にある保久良神社も同様。一帯は古代巨石文化があり、祭祀として使われたであろう磐座や環状列石があります。街中にも60基以上の古墳(八十塚古墳群)があり、街を歩いてると湾曲した道や川に祠を見かけ、昔そこに古墳があったであろうと分かります。「お猿公園」で有名(村上春樹『風の歌を聴け』)な打出公園近くの打出小槌神社は「打ち出の小槌」伝説発祥地。市役所の南には鵺塚(源頼政が京で退治した鵺、丸木舟に収めて流されたものが芦屋浜に漂着、祟りを恐れて祭られたもの)もあります。

何かと高級なイメージが強い現代の芦屋ですが、それは一部分だけ(六麓荘近くに田圃や畑もあるし、浜には漁師もいる)で、自然や古の文化に触れる機会の多い街。 街中を流れる川も上流まで行けば、この季節蛍を見ることもできます。

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