小学校低学年で初めての写生、山(新神戸駅の裏山)を描きながら「あの山越えたら海(日本海)」と思っておりました。近所しか出歩くことの無い子供には、「暗くなったら帰る」が基本だから、山の上まで行ってあっちの海も見てみたいと思いつつ、あんなとこまで行ったら暗くなる前に帰れないだろうと思い、行ってみようとは思わなかった。 中学校の卒業前に「思い出づくりに六甲山歩こう」と友達に誘われ、歩いて行けるのならと5人ほどで登山。神戸三宮から電車で有馬口(六甲山の裏側)まで連れていかれたところで「夕方までに家に帰れんのか?」と思いつつ、六甲山記念碑台まで沢伝いに登り、牧場を経由して摩耶山へ下って新神戸駅まで縦走。夕暮れ前には家に帰り着き、疲れた記憶も無く、ナビゲーター役をちょっと尊敬。 高校入学祝いに腕時計。朝着ける時はちょっと大人びた気分。常に使うのは「まだ終わらか」と授業時間の確認。教える側になったら「まだちょっと早いか」の確認。今ではタイマーで時計がブルブル、チラチラ腕時計見ることも無くなりました。
時刻は年中コチコチと60分、24時間、でも暮らしの時間は時刻とは少し違う。夏の朝はスパッと起きれて、仕事が終わってもまだ明るいからちょいと寄り道。寒くなると布団の中でもう少しだけとウダウダ、仕事が終わるともう外は暗い。 夜明けが明け六つ(卯の刻)、夕暮れが暮れ六つ(酉の刻)の季節で時刻の長さが違う、お天道様中心の電気が無かった時代の時間。芦屋で夏至の暮れ六つは19時15分頃、冬至の暮れ六つは16時50分頃。 以前は閉店時間を夏は19時、冬は18時としていましたが、暮れると人通りも無く街灯も少ない通りですので、今秋から閉店を「日没」(暮れ六つ)としました。 冬至の今日は16時52分の閉店。閉店後も中で出荷や製造の作業をしていますので、玄関には「準備中(中におりますので下記へお電話ください)」の表示で、夜四つ(21時)ぐらいまでは店におります。
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